プージャーの儀式

新しい家に入居してから2週間が経ちました。壊れていたところを修理したり、
必要な家具を揃えたり、
あっという間の2週間でした。
船便で送った荷物もまだ着いていないので、
基本的にはスーツケースで持ってきたものと、
航空便で送った PC と gG 関連のモノだけで
生活しているわけですが、
まあそれなりに生活できるようになりました。

ただ、どうも gG と私が夜中に眠りが浅い
(まあ、gG の眠りが浅いせいで私の眠りも浅い、
と言ったほうが正確ですが)。
おまけに、何となく騒がしいカルマを感じていた私
(ちなみに、ヘンな話、家とか建物に入るといろいろな
「気」を感じてしまう私でした)。
一方、旦那は別の理由からプージャーを行おう、
と提案してきました。
私は、この騒がしい「気」を浄化できるのなら、
と大賛成。

そこで今朝、プージャーの儀式を行いました。
旦那の会社の同僚があれこれ手配を全部してくれ、
ヒンドゥー教のお坊さんまで呼んでくれました。
ありがとー、スダーシャン!!

お坊さんが来る前に、スダーシャンと奥さんが来て、
下準備 (祭壇を作ったり、玄関に粉で模様を描いたりなどなど)
もしてくれました。

みごと!2本の指だけで、粉を使って
これだけの模様を描けるっていうのも、すごい!

そこにお坊さん登場。
とっても質素な服装のお坊さん。
リビングルームでおもむろに白いシャツを脱ぎ、
上半身裸になると、
ささっと一枚布を纏い、
正装完成!

儀式は1時間弱。
お坊さんがサンスクリットの経典を口ずさみながら、
ガネーシャ (商業と学問の神とされている、らしい) を
お祭りします。
日本のお坊さんのような重々しさは感じられず、
どちらかというと鼻歌を歌いながら忙しく水を蒔く
霊感の強いおじさん的な感じでした。

ガネーシャの前に金の壺を置き、
その上に毛むくじゃらのココナッツを置くと、
その周りにガネーシャと同じような装飾を行っていきます。
コットンを毛糸のような糸でつなげた鎖
(これは衣服を象徴するようです) や、花輪などを飾っていきます。

ココナッツの「口」部分には、
(そうなんです、ココナッツにも口があったのです!)
私の額にも付けられた赤いマーク
(シンドールという赤い粉を使う) を付けたり、いろいろ。
まるで口紅を付けたココナッツです。

サンスクリットのお経にのせて、
私がシンドールを少しずつ2本の指で葉っぱの上に蒔く間、
旦那は休む暇なく花をココナッツに向けて放って(捧げて) いきます。

最終的には、ココナッツ君もこんな感じに。
何かガネーシャより豪華。
かなり迫力あります。

スダーシャンと奥さんの通訳を受けながら
無事、メインの儀式を終了。

終了した後、不思議なパワーを得たような気分になった私でした。
インドの水も怖くない! くらいの。

再度の締めくくりは、ココナッツに固形燃料をちょこっと置いて、
それに火を付け、燃え尽きる前に、
ココナッツを思いっきり地面に投げつけ割る、
という儀式でした。
これで悪いものがふっとぶんだそうです。
やったー。

お坊さんは、白いシャツに着替え、
ヘルメットをかぶって、バイクで帰っていきました。
ありがとー!



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