ガネーシュ・フェスティバル

シヴァの息子ガネーシュ。
象さんの頭に人間の身体で有名なこの神様は、
知恵、繁栄、成功、幸運を呼ぶ、として
このあたりでも最も信仰を集めている神様です。

このお祭りは、8月後半から9月初旬の
新月の日から数えて4日目に始まり、
満月に向かう10日間 (つまりは上弦の月を
ちょい過ぎた頃まで、ということでしょうか)
続く比較的長いお祭りで、
この間ガネーシュは地上に降りてくる、
とされています。

ヒンドゥー教の信者たちは、
この間、泥でできたガネーシュ (こんな感じに大小さまざま↓)
を家に祀り、毎日プジャーを行うのだそうです。

最終的には、泥でできたガネーシュは
人々から取り除いた厄を流すために、
川や湖に沈められます。
ムンバイや海に近い場所では、
海にも流されるようですが、
ここバンガロールはまたのごとくランドロック。
湖の一部を囲い、そこに沈められていました。

小さなガネーシュは、沈める役目の人たちに手渡され、
三回ほど水に浸されてから沈められていました。
こっちのほうは儀式、という感じで趣たっぷり。



大きいガネーシュは、クレーン車で中央まで
運ばれ趣なくドッボーーーンと水の中に。
あらあら、という感じ。



また、街中でもお祭り気分は続きます。
近所でも、こんな風にガネーシュを乗せた
トラックを囲み、太鼓の音頭に合わせて
皆さん陽気に踊っていました。
(警備員さんも頭がボビング ^^)



ちなみに、このガネーシュ、何で頭だけ象なのか?
英語版の wiki によると、
ガネーシュは、シヴァの神妃バールヴァティーが、
入浴に要していた香木サンダルウッドを使って作ったとのこと。
その像に生を吹き込むことで生まれたのがガネーシュ。
そして、パールヴァティーの入浴の際には、
見張り番として浴室の外に立っていたガネーシュ。
ある日、シヴァが長旅から戻り、
入浴中のバールヴァティーに会おうとしたところ、
父であるシヴァの顔を知らないガネーシュがそれを拒否。
ガネーシュを息子であると知らぬシヴァは
それに立腹し、ガネーシュの首を斬りおとしてしまう...。
後にガネーシュが我が子である、と知ったシヴァは、
残った身体に象の首を付け、ガネーシュが生還した、
ということらしい、です。な~るほど...。




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