果たして郵便物は届くのか

先週インドに来て初めて郵便物を日本宛に送りました。
86になる父はパソコンがないので、
このブログのプリントアウトを一部送ったわけでした。

運転手のラムー君に頼んで郵便局へ行ってきました。
だだっ広い部屋の奥一列にちょっと高めのカウンター
があり、その後ろに局員が一人だけ。
何となく閑散としていて、想像していたインドの郵便局っぽくない!

カウンターのこちら側には、お客さんがやはり一人だけ。
とりあえずカウンターに近づき、
局員さんに「ここが郵便物を送る場所ですか」と聞くと、
わけの分からない英語で回答が。
お客さんは英語がかなりできるようで、助けてくれました。

国際便は、何やら普通便とエクスプレス便の2種類が
あるらしく、どちらにしたいか、と聞いていたのでした。
いろいろ聞いてみると、普通便は10日以上かかる場合があり、
エクスプレスであれば 3~4日で着く、と。
別に急ぎの郵便物ではなかったけれど、
エクスプレスのほうが何となく確実かな、と思い、
「じゃー、エクスプレスで」とお願いする。
すると、局員は「4時に戻ってきて」と。
は??そうなんです。
エクスプレスを送る時間帯というのが
どうやらあるらしいのです。

その後用事がたくさん詰まっていたので、普通便で送ることに。
カウンターで切手を買えるものだとばかり考えていた
私でしたが、切手売り場は別。
入り口付近の小さなカウンターのところに
一応デジタルな秤が置いてあり、
そこで買うのだそうです。

カウンターのところには、
定年をとっくに過ぎたと思われる年齢のおばあさん。
局員さんか分からなかったので、
「切手いただけますか」と聞くと、
郵便物を私の手から奪うと重さを量り、
76 ルーピーだと教えてくれる。
100 ルーピー札しかなかったので、それを渡すと、
何も言わずにおばあさんは奥の部屋へと姿を消す。
3分ほど待った後、戻ってきたおばあさん。
「おつりは 20 しかないから、80ルーピーの切手を貼るよ」と。
はい.......。かなりインドしてる。

切手を貼ってもらったのはいいけれど、
部屋の中にポストらしきものは見当たらない。
おばあさんに「どこで投函すればいいですか」と聞くと、
奥の部屋を指す。
奥はオフィスのようになっているけれど、
とりあえずノロノロと様子を見ながら入っていく。
が、少人数がかったるそうに働いているだけ。
声をかけてくれる気配もなし。
仕方ないので、カウンターの前で待っていると
(その頃には例のお客さんもカウンターにいた局員さんも
姿を消していた)、
おじさんが一人近づいてきたので、
「あのー、これどこで投函できますか」と聞く。
「もう今日は閉まったよ」と。
は?? まだ3時半にもなっていないよ。
「ポストはありますか。そこに出すから」と言うと、
訳分からないといった感じに、回答に困っている。
「これ投函したいんですが」としつこく言うと、
「じゃー、その机の上に置いておきなさい。
明日送るから」と。
仕方ないから、カウンターの後ろの机の上にポンっと
郵便物を投げ、届きますように、と
内心祈りを告げて去ったのでした。

まあ、価値のある郵便物ではなかったので、
それほど心配はしなかったのですが、
実際に届くかどうかはひじょーーーに興味があり、
父に何度となくファックスを送る (耳が遠くて電話できない ^^) と、
何と! 1週間もしないうちに届いたようです!
何だ~、結構やるじゃない、インドの郵便局。

ちなみに Facebook では共有させていただきましたが、
これ(↓)、街中で発見した郵便ポストです。
インド人の友人によると、きちんと機能したポストなんだそーです。
今度は試しにこちらに投函してみようと思います (^^)。





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