南インドの旅 ― 6日目:マイソール

翌朝も旦那の体調はよくならず、
朝元気をつけようと朝食を試みましたが、
逆効果... 少し気分がよくなるまで
とりあえずホテルで休むことにしました。

昼過ぎにちょっとだけ元気が戻ってきたため、
心配ではあったけれど、マイソール宮殿
(a.k.a. マハーラージャ宮殿) に行くことに。

この宮殿は Wodeyar 一家 (現地では W 抜きで発音
するらしく、どちらかというとオデヤーとなるのか...) の
実際の住居として、1897年の建築が着工され、
1912年に完成したものだそうです。
その後1940年に増築され、現在の形に至ったとのこと。
写真で見るよりはるかに大きい!!
マイソールにこんな巨大なお城があったとは!!
ちなみに、インドではタージマハールにつぐ観光客の
人気の場所なんだそうです。

セキュリティーもかなりしっかりしていて、
門をくぐる際と建物に入る際にチェックが行われます。
カメラの持ち込みも不可能 (といっても、カメラ付きの
携帯電話は OK! というのがインドらしい) で、
門を入ってすぐ右側のブースでカメラを預けなくては
なりません。

広大な敷地内の中央には大きなフラワーガーデンがあり、
色とりどりの花が咲き乱れ、ギラギラ太陽の元で
象牙色に輝く宮殿によく映えていました。
建物は、インド・サラセン様式といって、イスラーム、
ヒンデゥー、ゴチック様式が融合したもの。
30度を越える炎天下の中 (日陰がな~~い!!)、
足早に宮殿に向かった私たちでした。

さすがマハラージャーの住まいであっただけあって、
建物に入る前は履物も預けなくてはなりません。
ので、裸足で硬いフロアを長時間歩き続けるのが
苦手な方は、靴下を履いていくことをお薦めします。

建物を入るとすぐに荷物検査。ちょっと見落としがちですが、
その右手にオーディオガイドのブースがあります。
日本語のガイドもあるので、是非とも借りてみてください。
ガイドがあるのとないのでは大違いです。

インドで宮殿を訪れたのはこれが最初。
どことなくヨーロッパチックでありながら、中近東の影響
も受け、天井はやたらと高く、大理石があちらこちらに
使われ、ステンドグラスまであり、それはもう豪華絢爛。
天井から吊る下げられた大きなシャンデリア用には
当初から電気が引かれていたとか。
道端で物乞いをする人が多いインドで、
とっても贅沢な暮らしをされていたんですねー。


宮殿見学はじっくりすると3時間ほどかかってしまいます。
旦那の体調も気になった私たちは、
人の波に乗るようにして次から次へと見学。
それでも1時間半ほどかかりました。

宮殿を出て猛暑の中やはり体調が悪すぎる、
ということでいったんホテルに戻って休憩。
gG にも新しいお水と食事を与え、
私たちがいる間に部屋の掃除もお願いしました。
驚いたのは、掃除係りのスワットチームが来たこと。
全部で6人。マネージャは指示を与えるだけで、
他の4人がベッドつくり、もう一人はバスルームのお掃除に。
何とも手際よくお掃除してくれました。

ガイド役のリクシャーの運転手が木彫り工場と
お線香の工場に連れて行きたいということだったので、
午後3時頃にまた行動開始。
リクシャーの運転手さんがいう工場というのは
大抵が買物客を斡旋するためのもの。
それでも少しはお勉強になるので、
買い物をしたくない方は断固としてしなければ
害はありません。私たちも見学だけして
買い物はせずに戻りました。

木彫りの家具などですが、
職人さんが模様となる部分のデザインと制作を行い、
その型がはまるように木を彫っていくのだそうです。
そこに模様部分をはめ込み、
鑢でひたすら平らにする、とのことでした。
なかなか見事な出来栄えです。
テーブルを買おうと話し始めたのですが、
リビングルーム用の家具をまだ買っていない
(...8ヶ月のインドにいてお恥ずかしいことですが...)
私たちは、結局諦めました。
バンガロールでも売っているので、
家具が揃ったら再考したいと思います。

帰り道に薬局に寄り症状を伝えると、
抗生物質をいただきました。
その夜私だけで夕食をいただいたのですが、
な、なんと、食あたりに。
旦那用に買った抗生物質を私もいただき、
二人でベッドに倒れた私たちでした。



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