ちょっくら旅行:アンコール遺跡 (その7:バプーオン)

ゆっくり行動の3日目で英気を養った私たち(笑)。
4日目はフル活動再開!
アンコールトムをもう少し見学したかったので、別のガイドさんと同じ "エアコン付き" SUV を雇って周ることに。

早起きして陽が高くないうちにアンコールワットから南大門を通ってアンコールトムに入ります。
ちなみにアンコールトムはとーーーっても大きい。マンハッタンがすっぽり入るほど、と言われています。


大門にもバイヨン寺院と同じように大きな顔が彫り込まれています。
ここを通り抜け、バイヨン寺院を左手に見ながら、さらに奥まで。
ちなみに、アンコールトム内はこんな感じ。
「見聞を広める」サイトから転載させていただきました。

























最初の目的地はバプーオン(パプーオンと言う方もいるようですが、一応英語からの読みのままバプーオンとしておきます)。

このお寺、11世紀中ごろクメール王朝第14代王ウダヤーディチャヴァルマン2世によって建てられたもの。古代インドの世界観の中心であるメル山 (須弥山) をモチーフとしたピラミッド型の寺院です。

空中参道と呼ばれる高さ1メートルほどの支柱の上に作られた170メートルほどの参道をわたって寺院まで。

お寺というより雰囲気的にはちょっとしたお城のような感じ。

高さは35メートルとなっているようですが、1296年から1年間、元朝からの使節の一人としてこの地に滞在した周達観が綴った『真臘風土記(しんろうふどき)』によると、「銅塔 (バプーオン) は高さ45メートルといわれる金塔 (バイヨン寺院) よりもさらに高い」と記しているようです。

主人をおいて一人で登ってみました。
塔の上から見下ろした景色はなかなか。


一番上の塔は上れないようになっていました。が、回廊がこんな感じで繋がっていて、とってもよい感じ。
お寺なのに、王妃様が景観を楽しみながら歩いている姿まで想像できるぐらい(笑)。



このお寺の裏手には横になっている仏様の姿が見えるとか。
さて、見えるでしょうか。左側が頭だそうです。



ちなみにこのお寺の名前のバプーオンですが、「子隠し」という意味があるようです。
由来はこんな感じ:
その昔、現在のタイであるシャム王とクメール王は兄弟だった。ある時シャム王はクメール王に自分の息子を預ける。ところが、クメール王の家臣はこれを策謀だと考え、その子を殺してしまう。これを知り激怒したシャム王がクメール国に大軍を差し向けてきたため、クメール王は自分の息子を守るためにこの寺院に隠したということです。


バプーオンの3D画像を見つけたのでシェアします。






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