父は亡くてもやはり誕生日

父のことを書いてからすでに1年が経ってしまったとは、、、
この時の流れの速さに驚くばかり。

今日は5年前に亡くなった父の誕生日。


80歳過ぎてもオールバックにして (なぜか髪はふっさふさ) 粋な白い着物を
まとって街に繰り出すような色気たっぷりの不思議な人でした。

85歳でも自転車を乗り回していた父。

私がアメリカから帰るたびに家の前で私を待っていてくれていた父。
そして、母が他界してからは、私の好物を買いそろえて待っていてくれた父。

私が米国の大学に入学したい旨を伝えたときは、米国なんかに行ったら
親子の縁を切ると言い張り、校長とグルになって私を説得にかっかった父。

それでも留学の合格通知が届いたときには、
その通知を手に私が授業中の高校に来て、校舎の下から大声で私の名を叫んで
「おーい、受かったよ」と、、、、、先生含め私に多くの視線が降り注ぎ、、、
穴があったら入りたかった私 (;'∀')

卒業後、無事東京のとあるコンピュータ会社に入社が決まった際は、
「挨拶に行く」と言い張り、面談後に父を役員に紹介する羽目となった私。
当時はあまりわかっていなかったけれど、これって異常でしょう(笑)。

小さいころはよく川沿いのBBQに連れていいってくれた父。
皆に囲まれ人気者だった父。
富士山や朝日がテレビで出るたびに、突然頭を下げ拝んでいた父。
戦争の話をすると止まらなかった父。
歌がとっても上手だった父。
街の祭りで孫の年齢の子供たちに叱る中年男性を「子供なんだから叱るな」と逆叱りしていた父。
義理や人情が一番だった父。

父と姉たち















久しぶりに父の声が聴きたくて古いビデオを見てしまったらこんな時間になってしまいました。やっぱり涙出ちゃいますね。
お父さん、お誕生日おめでとう。


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